1995年21才で渡伊。
ビエモンテ州に本部をおくICIF(外国人を対象とした、イタリア料理のプロを養成する教育機関)に入学。
のちに、以下のリストランテで修行を重ね、帰国。
・ダオ・ビットーリオ(リグーリア州レッコ)
・ヴェッキア ランテルナ(ビエモンテ州トリノ)
・アンティカ、オステリア、デル・バイ(リグーリア州ジェノバ)
1994年から1998年まで、トリノやジェノバで本格的イタリア料理を学びました。最初に学んだところは、正統的イタリア料理を教えてくれるICIF(Italian Culinary Institute for Foreiners;イチフ)でした。イチフはtop pageに記してあるように、海外に正統的イタリア料理文化が正しく伝播していくことを目的に、外国人のプロ料理人養成を行っている機関です。イタリア全土からここをめざしてやってきたイタリア人とイタリア料理を極めようと海外からやってきた研修生とがともに学んでいました。
イチフでの研修期間を修了したのち、3つのレストランで修行を積みました。最初に門をたたいたのは、Da o Vittorio(ダ オ ヴィットーリオ)で、かつて東京の新宿にも店舗を構えた有名お店でした。オーナーはたいへん親日的で町の有力者でもありました。魚介を中心とした古典的なジェノバの郷土料理を得意としていました。
次の修行の場に選んだのが、後に、当方の店舗名をいただくことになったVecchia Lanterna ヴェッキア ランテルナで、ここは貴族おかかえの料理人を勤めた家系であったことから、王道のイタリア料理を学ぶことができました。
3番目の修行の場が、Antica Oateria del bai アンティカ オステリア デル バイで、オーナーは料理協会の役職にもあった人で、ビザ取得などいろいろな面でサポートをしてくれました。
最初のころは言葉が通じず、困りましたが、人情味のあるイタリア人たちに多いに助けられました。
帰国後、父がオーナーであった「サンマリノ」を手伝い、10年を経た2008年、「サンマリノ」から「ヴェッキアランテルナ」に改称をし、ここで総料理長を務めることになりました。
ICIF修了書
前述のように、イタリアから帰国後10年間父の店「サンマリノ」を手伝ったのち、2008年に装いも新たに、
「ヴェッキア ランテルナ」オープンさせ、息子である私が総料理長として重責を負うこととなりました。
イタリア料理がまだ一般的でなかったころから、サンマリノをオープンさせた父の背中を見てきました。
初めまして。ヴェッキアランテルナのシェフ、鈴木尚幸です。
当店の店名にもなっている『ヴェッキア ランテルナ』は、私が修行をしたイタリアのトリノにある由緒ある
リストランテです。
この店のグランシェフ、アルマンド氏に師事し、「料理人とは何か」、「食材とは、働くとは、煮るとは
何か」など、さまざまなことを教えられました。お店の厨房には見たこともないような地元のチーズやバラエティに富んだユニークな生パスタが並び、秋ともなれば、フレッシュなボルチーニ茸や白トリュフ、冬には野ウサギやキジ、雁など、これまでに味わったことのない食材を目の当たりにすることができました。
このような食材を料理する機会に恵まれることは、料理人にとっては至福でした。イタリアでの修行中に学んだこと、さまざまな体験を最大限活かしきる料理を心がけるとともに、食文化から垣間見られる、イタリアの文化そのものも御紹介してまいりたいと思っております。
当店では、オール電化の清潔で安全な厨房をはじめ、おしゃれな食の空間を作り出すことを心がけているほか、御来店いただいたすべてのお客様に満足していただけるおもてなしをしてまいります。
是非、一度御来店・御賞味ください。
2013年12月9日 クリスマスメニューを企画しました。
2014 2/15 只今、美味しい旬の金目鯛と白子、生うにの紙包み焼き ”カルトッチョ”をお薦めしています。
ふっくらとした金目鯛とふわふわの白子、ウニのコクが絶妙なハーモニーとなった一皿になっています。
是非、1度御賞味下さい。